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harunicoストーリー

植物性100%のスイーツは、不器用な私にもできた!料理するのも大嫌い、毎日のご飯が作るのが精一杯の私もできた「ヴィーガンスイーツ」。

気づき

作るようになったきっかけは、妊娠出産でした。2008年、私は第1子を妊娠しました。それまでは名古屋のOLらしく、お昼はコンビニ、ファストフード、揚げ物いっぱいの宅配弁当は当たり前の食生活を送っていました。甘いスイーツも毎日買って食べていました。そんな日常の中、妊娠が分かってふと思ったのです。「このまま添加物いっぱいの食事をしていてもいいのだろうか?」と。その気づきから、お昼ご飯にはお弁当を持参し、カップラーメンやレトルト食品を口にするのを控えました。
でも、どうしても食べたい!特に甘いスイーツを食べたい。そこで、「身体に良さそうだから」と以前からマクロビオティックに興味があったので、レシピ本を借りてきて、見よう見まねで卵・乳製品・白砂糖を使わないクッキーを作ってみました。できあがったクッキーは、粉が固まっただけの見た目にも不味そうなクッキーでした。でも当時は、「身体に良い物は美味しくない」と思い込んで食べていました。

プロが作るマクロビオスイーツとの出会い

ある日、マクロビカフェで、生まれて初めてプロが作るマクロビスイーツを食べることができました。ロールケーキをいただいたのですが、卵を使っていないのにふわふわなスポンジ、クリームは豆腐で出来ているのにとても美味しい!と衝撃を受けました。今まで作っていた私のマクロビスイーツは「なんて不味かったんだ!」と。

We are what we eat.(私たちは私たちが食べたものでできている)

出産後、美味しいマクロビオティックスイーツを作りたいと、教室に通うことになりました。そこで、「We are what we eat(私たちは私たちが食べたものでできている)」をいうことを学びました。私たちの身体の細胞も血液も、肌も髪も爪も全部食べたものからできている。自然の中で生かされている私たちは、自然の秩序に逆らって生きていくことはできないと。子育てをしながら、我が子の健やかなる成長のために、何をしたらいいのだろうか?と日々模索していく中で、子どもに食べさせたくないおやつが溢れていることを目の当たりにしました。市販のお菓子は、添加物もいっぱいだし、お砂糖もいっぱいだし・・・そう思った時に、マクロビ教室で学んだ焼き菓子やスイーツを作ってみることにしました。

お母さんは知っているのだろうか?

子どもがお昼寝をしている間や、ちょっとした隙間時間にあっという間にできる植物性100%のおやつ。自分で食材を選べて安心安全で、しかも美味しい!これ、世の中のお母さんは知っているのだろうか?卵を使わないからメレンゲを立てる必要もない、バターをこねないからとっても楽。植物性100%のヴィーガンスイーツは私の“面倒くさい!”を一気に吹き飛ばしてくれました。料理が苦手な私でも、短時間で簡単に作れる!しかも自分で選んだ材料で作ったおやつは安心して子どもに食べさせられる。“美味しい”と言って、パクパク頬張る子どもの笑顔が、親子の絆作りの一つになるのだと実感しました。

harunicoスタート!

そうした経験から、たくさんのお母さんたちに簡単に安心安全なおやつをつくる方法を教えてあげたい!と2011年にharunicoをスタートし、屋号の「harunico」は、息子のハルがニコっと笑うから、たくさんの子どもに笑顔になってもらいたいから、そこから名付けました。小さな自宅教室から始まったharunico。おかげ様で今では、年130日以上レッスンをさせていただいています。レッスンで出会う生徒様は、お子様に食物アレルギーがある方、自然派の方、ご自身やご家族のご病気から食の大切さに気づいた方、健康や美容に気をつけていらっしゃる方など、いろんな理由からharunicoのレッスンにいらっしゃいます。そんな生徒様には、「あれもダメ、これもダメ」と制限するのではなく、身の置いた環境の中で、どうしていくのが一番心地よいか?できることは何だろう?と気づいていただけるようにと、そこを心がけてレッスンをさせていただいています。

「食の大切さ」と家族

私自身はヴィーガンでも菜食主義者でもマクロビアンでも、パティシエでもありませんが、「食の大切さ」に気づき、家族という単位の中でできることを見つけ、それを実現し形にしたのがharunicoのヴィーガンスイーツレッスンです。ですので、harunicoのスイーツは、簡単にご自宅で再現しやすいレシピになっています。

原動力

私がharunicoを続けていくもうひとつの原動力となっているのは、“何も取り得のない自分が、独自で仕事を作って収入を得る”ということを追い求めているからです。結婚後、主人の転勤に伴い中国・上海に滞在していたことがあります。現地の駐在員の奥様の中には、特技を生かしてパン・料理教室を主宰する方、Webデザイナーをされる方、帰国後でも仕事ができる、資格を持っている方などが居て、随分と触発され、刺激を受けました。私には帰国後生かせる資格もなく、再就職には不利な条件ばかりで、その当時から、自分の好きなことで仕事をして、収入を得ることを模索していました。そして、帰国後、出産をし、マクロビオティックに出会い、ヴィーガンスイーツを作りに目覚め、あの時『駐在員の奥様』がキラキラと輝き、自宅教室をしていることに憧れていましたので、すぐに教室を始めました。

harunicoの想い

生徒様が、ご自宅でharunicoレシピのスイーツを作って、「ご家族が喜んでくれた!」「お友達が作り方を教えてほしいと言ってくれた」、と嬉しいお声を届けてくださいます。harunicoの想いに共感してくださり、多くの方にこの想いを伝えたいと思ってくださる生徒様には、私は全力で応援したいと思っています。

これから

私のスタートは、何も取り得のない自分でした。ヴィーガンスイーツ作りに出会って、人に伝えたい!美味しくて安心安全なスイーツを多くの人に届けたい!と走り続けました。ですので、私と同じように“何も取り得がない!”と思っている方にも、“私にも出来る!”と、胸を張って教室が開講できるように、私が今まで経験してきたことをお伝えし、応援しています。harunicoは、ヴィーガンスイーツを通して「食の大切さ」をお伝えし、子どもも大人も食に制限がある方も、みんなが同じものが食べられる幸せをお届けしたいと思っています。

harunico主宰 岡田由貴子
2019.11