なぜ植物性100%(ヴィーガン)がいいのか?

2020年、今年はオリンピックの年。たくさんの外国人の方が来日されると思いますが、来日観光客の方は様々な国から、様々な食習慣を持った方がいらっしゃいます。
その中でも動物性食品を食べない方もたくさんいらっしゃることでしょう。

そんな方々のことを「菜食主義者」と表現したりしますね。
でも実は、動物性食品を食べない方にも色んな方がいらっしゃいます。
宗教上の慣習で召し上がられない方、動物愛護の考え方から召し上がられない方、ご自身の健康のために召し上がられない方、色々なバックグラウンドがあります。
菜食主義者の方のことを「ベジタリアン」とも表現しますが、Vegeは野菜を意味しますが、本来の語源はラテン語で「vegetus=健康で生命力に溢れている」という意味があるそうです。(雑誌「Veggy」を参照しています) ですので、ベジタリアンとは「健康的でいきいきとした人」を意味するんですね。

菜食を選択することで生命力に溢れ、毎日充実した気持ちで過ごすことができます。
これは、決して「野菜を食べたら元気になる!」ということではなく、本来私たちがあるべき姿を本来のままキープすべく、菜食を選択している、そんな風に私は捉えています。
そんな私は、菜食主義者でもなく、マクロビアンでもなく、お肉も魚もいただきますが、こちらの世界(ヴィーガン)に身を置くことによって、私の意識もカラダも変わりました。

まず、私たちは自然の中で生かされているということ。
自然(大地、水、風、太陽・・・)がなければ、私たちは存在していないということ。そして自然の中で、動物と植物と一緒に生きているということ。
だから、動物も植物もいなくなったら、人間も生きていけない。水も太陽もなくなったら、動物も植物も人間も全部生きていけない。自然の中に私たちは生きているんだと。
だったら、みんなが幸せに健康に暮らしていかないと、私たち人間も幸せに健康になれないじゃん!と思えてくるわけです。

でも、じゃあお肉を食べることと私たちの幸せの関係は一体どうなのか?と。
動物愛護的には食べないほうがいいし、無理矢理飼育された動物のお肉をいただくのは動物にもかわいそうだし。。。それもそう。
でも、もっと根本的なことを考えると、私たち人間のエゴのため(お肉を食べたい!)に、動物は飼育され、そのためにたくさんの自然が破壊されています。実際に、牛を飼うためには広大な土地が必要です。その土地を確保するために、山や森林を切り崩し、牧場にして、酪農家さんはその土地を管理するためにものすごく苦労されていらっしゃいます。
安く牛の餌になる牧草を確保するために農薬まいたり、その農薬をまくことで栽培している農家さんが病気になっちゃったり、河川が汚染されたり・・・
これってみんなが幸せになってるのかな?って。私たちが美味しい美味しいってお肉をじゃんじゃん食べている時に、生産者さんは苦しんでいる・・・そんな状況があっていいんでしょうか?

牛さんも生産者さんも、消費者もみんながHAPPYになれる方法はないんだろうか???
その答えは一つ。みんなが問題意識を持って買い物したらいいんです。そして、それを解決してくれるひとつの方法が「オーガニック」であると私は思いました。
harunicoでは、少しでもたくさんの方に目の前にある今の食に関する問題や、環境問題などに対する意識を高く持って頂くため、「オーガニックセミナー」を開講することになりました。正しい知識を身につけ、自分達ができることから取り組んでいくと、家族単位⇒地域のコミュニティー⇒国全体⇒世界全体へと想いはつながるはずです。
2020年、本気で私たちが考えなければいけないそんな時代になってきました。

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